農林中央金庫

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地域職職員

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事業法人とのリレーションを強化し、
将来の仕事につなげたい。

宗田 友輔YUSUKE MUNETA
富山支店 営業第一班
2018年入庫/経済学部卒

新卒の2010年、出身地である山形にて地元の地方銀行に入行。法人や個人事業主に対する事業性融資を中心に金融業務を重ねる一方、アグリビジネスにも力を注ぐ。2018年、結婚を機に富山へと移住し、農林中央金庫に地域職として入庫。最初の3か月間、農業融資部門の企画を担当。農業資金拡大のため、県内JA向け農業融資マニュアルを作成。当該マニュアルの活用方法と農業資金の概要説明を行う中で、JA職員とも接する機会が多く、「系統組織について学ぶことができた」と振り返る。その後、事業法人の担当となり、今日に至る。

生産者の想いを発信していく一助となりたい

Q.前職を選ばれた理由は何ですか?
私は出身が山形県で、学生時代は県外の大学に通っていたのですが、就職を機に地元に戻ろうと考えました。そこで、就職先を探すにあたってまず考えたのが、地域貢献を果たせるような職業に就きたいということでした。そこで金融機関であれば、融資やコンサルティングなどを通じて、地元企業の事業活動を支援し、雇用創出や消費の拡大を促し、地域経済の活性化に貢献できるのではないかと。それで地方銀行に就職しました。
Q.その前職から転職しようと考えた理由は何だったのですか?
結婚が機会となりました。妻の実家の富山県に移住することになったのですが、勤めていた銀行も県外各地に支店を構えていたものの、残念ながら富山県にはありませんでした。そこで転職活動を始めることになったのですが、地銀に8年弱勤務して培った金融業務の経験と、その間に取得した農業経営アドバイザーの資格を生かしたいと考えたとき、真っ先に浮かんだのが「農」という文字がつく唯一の金融機関である農林中央金庫でした。幸いにも富山支店での採用もあるということで、ここしかないと思ったのです。
Q.農業経営アドバイザーの資格を取得したのは、どういう経緯からですか?
前職では担当エリアの多様なお客様を、法人・個人事業主合わせ50社近く担当していました。地方の中小企業や個人事業主から金融機関に対しては、経営コンサル的な仕事も求められることが多くあります。私の担当するお客様のなかには農業関係の方もいらっしゃいました。山形はさくらんぼが有名ですが、ほかにもメロンや西洋ナシ、桃など、いろいろな果物を生産しています。また、日本有数の米どころとしても知られ、畜産業も盛んな農業王国です。そうした実情のなか、前職ではコンサルティングに注力したのですが、農業経営アドバイザーの資格もその一環として取得しました。また、アグリビジネスにも力を注ぎ、国民生活の根幹である第一次産業の成長を促したいという、個人的な思いも少なからずありました。実際に現場へ足を運んでみて、生産者の「良いものを作りたい」という熱量を感じ、その想いを広く発信していきたいと感じていました。前職では他の業種のお客様も受け持っていたため、農業経営だけを深掘りすることはかないませんでしたが、農林中央金庫でなら、実践することができます。この点については今後のキャリア形成においても私自身、大いに期待しているところです。

スケールの大きな仕事を支店で取り組める

Q.現在は、どのようなお仕事をされているのですか?
富山県内に営業基盤を置く事業法人を担当しています。この点で、財務分析や企業分析など、前職で培った知識やスキルが生きています。とはいえ、前職は中小企業が中心であったのに対して、現在は上場している大企業が中心。担当先こそ数にして5分の1弱に減少しましたが、貸出残高は10倍に増え、金額にして200億円に及びます。お客様も百戦錬磨という印象です。課題解決を通じて取引の拡大を図るという構図は一緒でも、現部署においては潜在的なニーズをいかに掘り出すことができるかが重要であり、より洗練されたアウトプットが必要だと実感しています。
Q.わかりやすい事例はありますか?
具体的な事例は、お話しにくいですが・・・。大手企業を担当していて、「グローバル戦略」の話をよく伺います。こういった担当先の戦略に対し、お手伝いをしていこうと考えた場合、まずは農林中央金庫として蓄積してきた過去の知見やノウハウが集約されている本店の営業企画部に問い合わせ、参考となりそうな事例、その情報を紹介してもらっています。さらにM&A等のニーズについても、同部内に専門部隊があるため、情報収集についても依頼します。海外の現地法人で、資金の直接調達を希望する場合については、海外支店との調整を図り、提案内容をまとめます。このように本店や海外支店と連携しながら案件を組成していく、といった感じでしょうか。
Q.手間と時間がかかるお仕事ですね?
そうですね。でも、こういったスケールの大きな仕事を支店においても取り組めるところに、私は農林中央金庫で働く面白さを感じています。少なくとも前職においては、こうした業務は限られた店舗でないと担当できませんでした。それに私自身、前職においても付加価値のある仕事にこだわってきたので、手間をかけることに抵抗はありません。かつて、あるお客様の新規事業に対する融資案件で、そのお客様のメインバンクと競合したことがあったのですが、私は自行が提供する商品やサービスにとらわれることなく、国や県の補助金など、お客様にとって有利となる制度や仕組みを徹底的にリサーチし、その成果を付加価値として提案したことがありました。結果として、幹事行の座を獲得することができましたが、私としては競合に勝ちたいという思いより大きかったのは、お客様に喜んでいただきたいという気持ちでした。だから仮に自分の努力が実を結ばなかったとしても、それは後年の成長の糧になると信じて、業務に取り組んできました。
Q.そのあたりの価値観は、農林中央金庫でも相違ありませんでしたか?
実は入庫前の不安としてもっとも大きかったのは、自分の仕事に対するその価値観が受け入れられるか、ということでした。前職では、中途入社社員はほぼおらず、従業員数も農林中央金庫と比べれば少なく、この点で価値観を共有しやすかったと感じています。一方で農林中央金庫は、前職と比べれば従業員数も多いですし、中途入社職員も在籍しているだけに、自分の価値観と合わなかったら働くうえで苦労するだろうなと考えていました。それだけに実際入庫して感じた、組織としての寛容さに触れて安心しましたし、誰の意見や考えに対しても謙虚に耳を傾け、丁寧に、そして誠実に仕事を進めようとする職員の姿勢に共感しました。それにチーム感が高いというのも好印象でした。営業の仕事はルーティン業務に加え、案件の内容によっては業務量が一気に増えてパワーバランスが崩れたりするものですが、こうしたときに担当に関わりなく助け合えるところは、本当に素晴らしいと思います。チームで仕事をしているからこそ、どんな案件であっても責任をもってきちんと着地させられる。個々が自分の業務を抱えるなかで、助け、助けられてのお互い様のなかで仕事ができるというのは、励みにもなりますし、楽しさにもつながります。良い職場にめぐり合えたと素直に思っています。

さらに新しい取り組みを行いたい

Q.今はどのような問題意識、課題意識をもって、仕事に取り組んでいますか?
農業以外の事業法人を担当しているからこそ、「獲得した知見を農業法人やJAにどう還元していくか」ということを強く意識し、つねに考えながら仕事をしています。私たち営業第一班が担当する大企業の案件については現状、農林中央金庫単体で推し進めていくことが多いですが、案件の内容によってはJAを巻き込み、農業法人とのマッチングの場を増やしていく契機にしていきたいとも考えています。とりわけ私は地域職だからこそ、北陸に営業基盤を置く事業法人とのリレーションを強化することで、当地における人脈を築き、当地のビジネス情勢に精通することが重要と考えています。そして、知り得た情報や築いた人脈などを絶えずJAや本店と共有することで、JAバンクグループ全体を活性化していく原動力となっていくことが使命だと理解しています。
Q.今後、どのようなことにチャンレンジしていきたいですか?
入庫以来、今日までの間に、県域の農業事情についてもいろいろと知ることができました。そして、富山の農業の様々な可能性に対し、JAバンクグループとして誠実に取り組んでいることを目の当たりにしてきました。今後、支店内で異動があると思いますが、私はどこに配属されようとも自分の仕事、その成果を、第一次産業とJAにつなげていくことにこだわっていきたいと思っています。支店においてもグローバルな案件に対し、行動に移していくことが可能であることは、先ほどご紹介したとおりですが、農林中央金庫で働いていてとにかく面白いと感じるのは、ゴールまでの道筋を自ら描き、自分の創意工夫でそれを進めていく、という仕事の仕方が求められているということ。だからこそ今、事業法人担当として柔軟な発想で、農林中央金庫だからこそできるスキームを組成していきたいと思っています。
Q.もう少し詳しく聞かせてください。
地方の中小企業が多くの課題を抱えていることは前職で身に染みて感じてきたことですが、超低金利時代においては、コンサルティングで収益を上げることもひとつの方法だと思います。それに食農ビジネスを考えるとき、中小企業とのお付き合いのなかで創出されるものも少なくないのではないでしょうか。入庫年次の浅い後輩たちの仕事ぶりを見ていて感じているのは、農林中央金庫では全国機関としての影響力の大きな仕事が多いだけに、自らに課すハードルや目線が最初から高く設定され、その行動も慎重であるということ。大きな構想を描き、実践していくうえで、これはとても大事なことですが、一方で何かのヒント、ブレークスルーのきっかけというのは、意外と足元にあったりするのも事実です。私は農林中央金庫に転職したことで、地銀出身の自分だからこそ見えている景色が確かにあるのだということを知りました。今後はこうした視点を自らの強みとして磨き、そこで得た気付きをどんどん組織に還元していきながら、富山支店を起点とした北陸発の新しい取り組み、ビジネスモデルを生み出していけたらと思っています。