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地域職職員

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自分を偽ることなく、
お客様と向き合える。

守谷 英泰HIDEYASU MORIYA
千葉支店 システム企画班
2015年入庫/社会学部卒

人間力で勝負ができる仕事、頑張る人の力になれる仕事がしたいと考え、銀行員を志す。そして大学卒業後の2008年に銀行に入行し、計3か所の支店で法人向け融資業務を担当。その後、2015年に農林中央金庫に地域専門職として入庫し、千葉支店に配属となる。1年ほどローン担当を経験した後、現部署であるシステム企画班に異動。現在、法人向けネットバンクの推進に従事、JAの事務負担軽減にも繋がることから、「自ずと業務にも力が入る」と語る。

どれだけ当事者意識をもって一生懸命になれるか

Q.現在、どのようなお仕事をされているのですか?
JAのシステム企画運営、チャネル戦略の実践を担うシステム企画班に所属し、県域において法人ネットバンクの推進を担っています。非対面チャネルの利用促進により、JAの窓口業務の効率化や事務ミス軽減を目指していくことがミッションであり、これによってJAの窓口職員がライフプランサポートなどの付加価値の高い業務に従事することを実現し、組合員・利用者へのサービス向上へと繋げていくことが、目指すべき姿となります。そこで、JAのお客様を非対面チャネルに誘導する施策の立案にはじまり、JA向け勉強会やお客様への訪問時の同行、他JAの取組事例の横展開などが、私の主な仕事となります。
Q.前職の経験で生かされているものは何ですか?
組織内において現業務を俯瞰すると、JAの健全性向上に向けた指導的な役割を担う立ち位置となりますので、一般的な金融機関でいうところの本店業務となります。加えて、システム企画ということで、専門的な知識も必要とされます。前職の銀行では、支店において法人向け融資業務を主に担当してきましたから、キャリアからすると今の領域はまったくの門外漢となります。とはいえ、法人ネットバンクは法人融資とも密接に関係しますし、それは私の得意とするところでもあります。それに私は前職において、新規開拓営業に注力していた時期もありますから、足で稼ぐことは苦になりません。どんな仕事も同じだと思うのですが、「どれだけ当事者意識をもって一生懸命になれるか」が重要であり、前述のJAとの同行訪問などを通して現場の課題に真摯に向き合い、課題解決に向けた取組みや施策を現場目線で立案していくことも心がけています。おかげさまでフットワークの良さについては、JA職員の方々や部署の人たちからもお褒めの言葉をいただいています。
Q.新しい職場での専門外の領域ということで、不安はありませんでしたか?
転職して実感したのは、コピーの取り方ひとつとっても、会社によって違うということ。それだけに最初の数日は、今まで積み上げてきたものがすべて崩れていくのではないかという不安や、キャリア入社として本当に組織の役に立てるのかという不安に駆られたのも事実でした。でも実際には、杞憂にすぎませんでした。入庫直後の約1年は、私が融資業務を得意としていたことから、JAバンクのローン推進を主に担当させていただきました。この業務を通じて、職場にも徐々に慣れてゆき、組織内のルールや仕事の流儀みたいなものも自然と理解することができました。そして2年目から、現在の業務となったのですが、上席や本店担当部署の人たちの温かいサポート、見事なまでのリレーションによって、門外漢だったにも関わらず早い段階でキャッチアップすることができました。ですから今、転職に向けて最初の一歩を踏み出すことにためらいを感じている方にぜひお伝えしたいのは、「安心して飛び込んできてください」ということ。農林中央金庫のスタートアップに対するサポート、その環境の素晴らしさは、確かです。

「違和感のあるところがない」という言葉

Q.そもそも転職しようと思ったのは、なぜですか?
子どもが生まれることを機に、人生を見つめ直したんです。共働きでもありましたから、実家のある千葉で暮らした方が、何かと生活もしやすいだろうと。そして私もワーク・ライフ・バランスを考えたときに、千葉で働き、かつ転勤のない職種であれば、家族と過ごす時間も確保されて、育児や家事の分担もできると考えました。
Q.そうした考えのもと、最終的に農林中央金庫を選ばれた理由は何ですか?
当然、今まで培ってきた金融の知識を生かしたいと考えていたので、金融機関が第1候補でした。なかでも農林中央金庫は、知人が転職先として選んでいたこともあり、実際に働いてみての感想を聞くことができたのは大きかったと思います。とくに印象に残ったのが、知人の「違和感のあるところがない」という言葉でした。これはあくまで私見ですが、「銀行はノルマが厳しい」という報道も散見されるように、前職においても大きな店舗に所属していましたから、ご多分に漏れず目標は高く設定されていました。とはいえ、企業は営利が目的ですし、そのこと自体に不満はありませんでした。でも、ある日、考えてしまったんです。「銀行のためになる仕事はやってきたつもりだが、真にお客様のためになる仕事は、果たして自分が上げた実績の何%を占めているのだろうか」と。正直、自分の場合は、その自己肯定感みたいなものが希薄でした。だから、きれいごとだと笑われようとも、「自分を偽ることなく、お客様と向き合いたい」と心底、思うようになりました。
Q.実際に入庫してみて、「違和感のあるところ」は本当にありませんでしたか?
ビジネスについてメディアなどで語られるとき、「Win-Win」という言葉に出会いますが、それまでの私は少し嘘くさい言葉だと感じていました。他行との熾烈な競争を繰り広げてきた身にとって、現実は「食うか食われるか」の世界でしたから。それだけに農林中央金庫に入って目にした光景は、少なからぬ衝撃でした。仕事をするうえで自分に嘘をつかなくてもいい、本当にそういう世界があったのだと(笑)。「違和感のあるところがない」と語った知人の言葉を、私も入庫して実感しました。
Q.そのあたりをもう少し詳しく聞かせてください。
たとえば現業務でお話しすると、先日、とある中学校と法人ネットバンク契約を結ぶことができました。これに伴い生徒さん500名に新しく口座を作っていただいたのですが、これにより学校は、給食費なり教材費なり、集金がある度に発生していた教職員の方々の負担を減らすことができました。生徒の皆さんも、学校にお金を持参する手間が省けました。そしてJAバンクは、500名分の事務処理の軽減に繋がりました。本題はここからで、金融機関として教職員の方々をサポートすることは、本来の「教育」にエネルギーを注いでいただくことに寄与し、間接的ではあっても次代を担う若者の育成に貢献できます。また、口座を開設してくださった生徒の皆さんは、私たちの未来のお客様でもあります。たとえ大きなお取引が発生しなくても、子どものころから慣れ親しんだ地元の金融機関に口座があるということは、お客様にとっては地域との接点、地元への愛着にもつながるはず。私たちJAバンクはこうした長期展望のもと、腰を据えてじっくりとリレーションを築いていくことができます。それが果たせるのも、農林中央金庫が国内最大規模の機関投資家として確実に運用益を上げるなど、収益基盤がしっかりしているからです。だから私たちも目先の利益に左右されることなく、お客様と真正面から向き合い、銀行員としての本分をしっかりと全うすることができます。「何だ、そんなことか」と思われるかも知れませんが、こうした連環が当たり前のように存在し、金融機関として地域社会に根ざし、地域のために働けるという現実は、少なくとも私にとっては大きな支え、拠りどころとなっています。

仕事の面白さは、どこにいても変わらない

Q.一方で、転職したことのマイナス点は、どんなことでしたか?
「隣の芝生は青い」ではありませんが、満たされている部分というのは往々にして気づかないものなんですよね。私もかつての職場は都心のど真ん中にあり、お客様も世に知られる企業が少なくありませんでした。それだけに転職してはじめて、刺激的な仕事をしてきたことに気付き、一抹の寂しさも感じました。でも、そうしたことも現在の仕事にのめり込むうちになくなりました。それというのも、前職では自分の数字を追いかけることしか考えていませんでしたし、興味もありませんでした。ところが今は、JAが求めていることや、目指すべき方向性、そのためにやらなければならないことなど、転職前よりも高い視点から物事を考え、どのようにすればJA職員の理解を深め、行動につなげていけるか、そのために自分ができることは何かを絶えず考えながら仕事にあたっています。こうした業務は思いのほか自分の性分に合っていましたし、チームワークだからこその面白さを感じています。やはり仕事は、自分のためよりも誰かのためにした方が、やりがいは大きいですよね。それに千葉に定住し、ワーク・ライフ・バランスを大切にするようになったことで、日常的にランニングをするようになりましたし、他にも仕事以外で色々なことにチャレンジして自分の人生を豊かなものにしていきたいと考えています。
Q.今後は、どのような仕事をしていきたいと考えていますか?
これからも支店内でさまざまな業務に従事することになると思いますが、どんな仕事でもJAや組合員・利用者の立場に立って物事を考え、その先にある農林水産業への発展に寄与することを胸に、一つひとつの仕事を大切にしていきたいと思っています。とくに千葉というところは、農村部と都市部とに大別できるのですが、双方にユニークな取り組みを進めるお客様も多く、多様な資金ニーズがあることを知りました。農林中央金庫の支店は、支店でありながらも県域における本店機能を有しているだけに、そうしたニーズに対して機動的に動くことができます。私としてもJAバンクとして何ができるか、イメージがどんどん膨らんでいるだけに、今後もいろいろチャレンジしてみたいと思っています。せっかく自由が効いて、自分の裁量で仕事ができる組織に属しているのですから、そうした立場を活用しなかったらもったいないですよね。地域職に就いたことで気づいたのは、仕事の面白さというのはどこにいても変わらないということ。そして、その面白さを大きくするのも小さくするのも、それは自分次第であるということです。