どれだけ当事者意識をもって一生懸命になれるか
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Q.現在、どのようなお仕事をされているのですか?
- JAのシステム企画運営、チャネル戦略の実践を担うシステム企画班に所属し、県域において法人ネットバンクの推進を担っています。非対面チャネルの利用促進により、JAの窓口業務の効率化や事務ミス軽減を目指していくことがミッションであり、これによってJAの窓口職員がライフプランサポートなどの付加価値の高い業務に従事することを実現し、組合員・利用者へのサービス向上へと繋げていくことが、目指すべき姿となります。そこで、JAのお客様を非対面チャネルに誘導する施策の立案にはじまり、JA向け勉強会やお客様への訪問時の同行、他JAの取組事例の横展開などが、私の主な仕事となります。
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Q.前職の経験で生かされているものは何ですか?
- 組織内において現業務を俯瞰すると、JAの健全性向上に向けた指導的な役割を担う立ち位置となりますので、一般的な金融機関でいうところの本店業務となります。加えて、システム企画ということで、専門的な知識も必要とされます。前職の銀行では、支店において法人向け融資業務を主に担当してきましたから、キャリアからすると今の領域はまったくの門外漢となります。とはいえ、法人ネットバンクは法人融資とも密接に関係しますし、それは私の得意とするところでもあります。それに私は前職において、新規開拓営業に注力していた時期もありますから、足で稼ぐことは苦になりません。どんな仕事も同じだと思うのですが、「どれだけ当事者意識をもって一生懸命になれるか」が重要であり、前述のJAとの同行訪問などを通して現場の課題に真摯に向き合い、課題解決に向けた取組みや施策を現場目線で立案していくことも心がけています。おかげさまでフットワークの良さについては、JA職員の方々や部署の人たちからもお褒めの言葉をいただいています。
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Q.新しい職場での専門外の領域ということで、不安はありませんでしたか?
- 転職して実感したのは、コピーの取り方ひとつとっても、会社によって違うということ。それだけに最初の数日は、今まで積み上げてきたものがすべて崩れていくのではないかという不安や、キャリア入社として本当に組織の役に立てるのかという不安に駆られたのも事実でした。でも実際には、杞憂にすぎませんでした。入庫直後の約1年は、私が融資業務を得意としていたことから、JAバンクのローン推進を主に担当させていただきました。この業務を通じて、職場にも徐々に慣れてゆき、組織内のルールや仕事の流儀みたいなものも自然と理解することができました。そして2年目から、現在の業務となったのですが、上席や本店担当部署の人たちの温かいサポート、見事なまでのリレーションによって、門外漢だったにも関わらず早い段階でキャッチアップすることができました。ですから今、転職に向けて最初の一歩を踏み出すことにためらいを感じている方にぜひお伝えしたいのは、「安心して飛び込んできてください」ということ。農林中央金庫のスタートアップに対するサポート、その環境の素晴らしさは、確かです。