地方の基幹産業である
第一次産業を
盛り立てることで、
地域活性化へと
つなげていきたい。

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PEOPLE JOBS

ビジネス
エキスパート職

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ビジネスエキスパート職

CORPORATE

岡田 絵里

ERI OKADA

高松支店

2016年入庫 観光学部卒

PROFILE

大学で地域活性化について学び、いろいろな人たちから話を聞くなかで、「地方は宝の山」であることを知る。そこでUターン就職を決意し、出合ったのが農林中央金庫だった。入庫後、農林水産環境事業第二班(現・営業第一班)に配属され、2018年よりコーポレートサービス班。現在は検印者として、迅速・正確な事務の実現に向け重大な責務を担う。趣味は国内旅行。コロナ禍で中断を余儀なくされたが、47都道府県制覇が目標だ。

地元・香川でこそ地域活性化に取り組みたいと考えた

Q
就職先として、
農林中央金庫を
選んだ理由は何ですか?

学生時代に地域活性化について学んでおり、とある行政機関でそうした取り組みをしている部署でインターンをしていました。ここでいろいろな業者の人たちから話を聞く機会に恵まれたのですが、共通して指摘されていたのが資金繰りに関する悩みでした。

正直言うと、それまで就職先として金融機関を考えたことは一度もなかったのですが、このとき地域活性化を実現していくには金融面でのサポートが重要であることを知りました。さらに言えば、地域活性化を実現していくには、地域に根差して取り組む必要性を強く感じました。

それなら、地元・香川でこそ地域活性化に取り組みたいと考え、就職活動をするなかで出合ったのが農林中央金庫でした。私のやりたいことが、ここでならできると。

Q
入庫してからは、
どのような仕事を
してきましたか?

最初に配属されたのは、農林水産環境事業第二班(現・営業第一班)でした。貸出事務が主な仕事ではありましたが、総合職の人たちの出張に同行させてもらうこともありました。当庫の取引先である、農林水産業に従事する人たちと企業の人たちを引き合わせる商談会を準備したり、あるいはユニークなところでは木育活動の一環として、幼稚園に出向いて森林組合の取り組みを紹介する紙芝居を読ませてもらったりと、入庫1年目から社外のいろいろな人たちと関わらせてもらいました。

なかでも農家さんたちとお話をさせていただくなかで印象的だったのは、天候に大きく左右され、資金繰りも含めていろいろとご苦労をされているんですけど、前向きに、ポジティブに取り組まれている人がとても多かったこと。自分が手掛ける農産物について、「次はこういうことをしてみようと思っているんだ」と楽しそうに語る姿に、「日本の農業はまだまだ盛り返せる」「農業が元気になれば地方も元気になる」と、こちらも大いに励まされ、それがそのまま仕事のモチベーションとなっていきました。

そして入庫3年目を迎えて、現部署に異動となりました。

紙・押印廃止が可能な業務の洗い出しにより、効率化を図る

Q
今はどんなお仕事を
されているのですか?

コーポレートサービス班で窓口業務に従事しています。コーポレートサービス班は、四国4県の信農連・信漁連の資金決済や、営業班取引先にかかる振込や記帳などの事務処理を行っているのですが、私は検印者として、日々の業務にあたっています。

Q
検印者は、どんな
役割を担うのですか?

各県の担当者たちが資金を移動させるために、指示書を作成したり、お客様との調整をしたりしているのですが、私はお客様とのやり取りをはじめ、一連の事務フローに問題は発生していないか、担当者の業務量が増えて遅延が発生していないかなど、まずは大所高所から業務の進捗具合を把握していきます。

同時に、事務処理を進めるために必要な書類にすべて目を通し、必要書類がそろっているか、記載漏れはないか、記載されている内容に誤りはないか、細かく確認していきます。私の上席に主任もいますが、検印者で完結する業務も多くありますので、金融機関らしく迅速にして正確な事務を日々実現するためにも、その責任は重大と自覚しています。

Q
とくに課題として掲げ、
取り組んでいることは
何ですか?

紙・押印廃止が可能な業務の洗い出しをしているところです。2020年度に第一段階は完了しているのですが、テレワークが拡大されるなかで、さらに削減できる業務や在宅でできる業務がないか見直しています。

個人情報を扱う業務が多いため、廃止できる業務がすぐに見つかるわけではありませんが、処理フローの変更を検討するなど、取引先にも協力を要請して進めているところです。

Q
業務効率化の先に
見据えているのは、
どんなことですか?

実は当庫のみならず、信農連や信漁連、JAにおいても、各持ち場で業務効率化が進められています。こうして生み出した時間を有効活用していけば、それが最終的にはさまざまな形で農林水産業の現場へと振り向けられるからです。単純にひとり、現場を回る人が増えるだけでも、これは大きな前進です。地域活性化の観点で言えば、地域間を往来する人が増える、その回数が増える、そのことだけでも大きな意味を持ちます。

最前線に身を投じ、いろいろとチャレンジすべきとき

Q
今後、どのような取り組みを
進めていきたいと
考えていますか?

恥ずかしながら、自発的に動くことの大切さを分かっていながらも、それを実行することがすごく苦手だったんです。私はどちらかというと受け身。そういう意味では、金融機関の事務は保守的な仕事だし、意外と性に合うかもしれないという考えが、頭のどこかにありました。でも、実際に事務を担う先輩たちと一緒に仕事をすることで、少なくとも当庫において私の考えは大きな誤解であることを理解しました。

先輩たちは本店から業務に関する指示が出る前に、自分たちから積極的に所管部に提案し、業務改革を推し進めていました。これは私にとってカルチャーショックでしたが、こうした環境に身を置くことで、気づけば私も自発的、能動的に動く姿勢が自然と身に付いていました。そして気づいたのは、当庫においてルーチンは存在しないということ。

ですから私も、現部署においては絶えず業務効率化を推し進めていきたいと思いますし、検印者という立場上、自分が現場に行けない代わりに、ほかの誰かが現場に行ける時間を生み出していきたいと思っています。

Q
今後のキャリアプランに
ついては、どのように
考えていますか?

先ほどのお話したことにもつながるのですが、農林中央金庫は今、それぞれの現場、それぞれのお客様のところに出向くことに、組織をあげて取り組んでいます。その背景にあるのは、持続可能な社会の実現に向けた意識の高まりを受け、農林水産業が果たす役割の大きさを多くの人たちが再認識し、JAグループに寄せられる期待も高まっているからです。

こうした流れのなかで、私も自分の目標を達成するのであれば、そろそろ最前線に身を投じるべきと思っていますし、周囲の手助けを借りながら、いろいろとチャレンジすべきときがきたと感じています。

Q
農林水産業の発展を通じて、
地域活性化を図っていく
ということですね?

はい。第一次産業が基幹産業である地方において、農業や漁業、林業を盛り立てていくことは、地域を盛り立てていくことと同義だと理解しています。ですから、第一次産業に従事する方々と直接お会いして、ともに課題を解決するとともに、その取り組みを地域活性化へとつなげていきたいと考えています。

具体策はこれからですが、ひとつ是が非でも取り組みたいと思っているのが、農林水産業に対する従来のイメージの刷新です。高齢化や過疎化による労働力不足など、これまではともすれば斜陽産業として語られ、そういったイメージでとらえられることも多かった日本の農林水産業ですが、少なくとも私が出会った第一次産業従事者の人たちは、誰もが情熱と誇りをもって前向きに仕事をしていました。まずはそうした農林水産業のイメージを変えていきたいと思っています。

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