金融機関職員としての
プロ意識を胸に業務に励み、
活動領域を広げていきたい。

職員紹介

PEOPLE JOBS

ビジネス
エキスパート職

職員紹介

PEOPLE JOBS

ビジネスエキスパート職

CORPORATE

石原 恵理子

ERIKO ISHIHARA

宇都宮支店

2014年入庫 現代教養学部卒

PROFILE

Uターン就職を考え就職活動を展開するなかで出会ったのが農林中央金庫だった。入庫後は、系統決済班(現・コーポレートサービス班)で県内JAとの資金決済業務、続く窓口業務班(同)で窓口業務全般に従事。そして2020年より現部署で融資事務を担う。繁忙期は業務量も増えるが、班員で協力し無事に融資実行の日を迎えたときの達成感は格別と話す。プライベートでは、社会人になってから始めたゴルフにすっかりハマっている。

規定や根拠を押さえて処理を進めていく姿に、基本を学ぶ

Q
就職先として、
農林中央金庫を
選んだ理由は何ですか?

東京の大学に通っていたのですが、地元が好きだったので、Uターン就職を考えて就職活動をしていました。そのなかで農林中央金庫の存在を知り、栃木県の基幹産業である第一次産業を金融面から支えている存在意義に魅かれ、興味を持つようになりました。また、食べることが好きなので、その生産者の役に立てる仕事という点でも魅力を感じて(笑)。

表にでるより、裏方で支える仕事が自分には向いていると思い、事務職を志望していたのですが、「支店では事務の仕事であっても、第一次産業に貢献していることを肌で感じながら働ける」という先輩職員の生の声を聞き、入庫を決めました。

Q
入庫してからは、
どのような仕事を
してきましたか?

当時の系統決済班というところに配属され、県内JAとの資金決済業務に従事しました。入庫したての私に、事務の大切さを教えてくれた業務でした。先輩たちの姿を見ていて印象的だったのは、無駄のない効率的な仕事ぶりはもちろんなのですが、大事なところは必ず規定や根拠を押さえて処理を進めていく姿でした。

私も今だから理解できるのですが、事務の仕事というのは慣れてくると基本というのを疎かにしがちなんですね。とくに業務量が多いときは、なおのこと。でも、先輩たちは仕事をするにしても、私を指導するにしても、つねに規定や根拠をきちんと押さえて行っていました。ときに杓子定規にも見えたその仕事ぶりに、未熟な私はそこまでしなくても、と感じることもあったのですが、先輩たちの仕事はとにかく正確でした。やり直しという手間が発生しないので、結果として仕事が速いんです。

Q
よい教えを受けましたね。

本当にそう思っていて、今は後進を指導する立場でもありますが、先輩たちからの一番の教えとして、後輩たちにも伝えています。

ここで事務の大切さを知り、その業務に向き合う基本姿勢を養うことができたから、次の窓口業務においても楽しく仕事に臨むことができたのだと思っています。当庫の顔として窓口に立ち、お客様と直接向き合う仕事ですので、迅速・正確な事務処理は絶対。ここに不安があっては、笑顔でお客様対応をするのは難しかったと思います。今振り返っても充実した毎日でしたし、お客様対応を心の底から楽しめ、そこにやりがいを感じることができたのも、先輩たちのおかげですね。

それと、この窓口業務に従事していたときに、勘定系システムが更改されることとなり、その業務に奮闘したこともよい思い出ですし、現業務にも大いに活かされています。

Q
どんな取り組みを
進めていったのですか?

このシステム更改は、自分たちのオペレーションが一から変わるほどのインパクトを持っていたので、まずはそのシステムを扱えるようになるための研修を受けました。そして同時に、支店で共有してきたそれまでのマニュアルを作り直していきました。マニュアルのベースは本店の所管部で用意してくれましたが、当庫では支店に応じて組織体制や役割分担が異なりますので、それを支店仕様にカスタマイズする必要がありました。

支店の実状に合わせてマニュアルを作り直す仕事は、とにかく理解することが多くて大変でした。でも、ここで事務の全体像と要点をつかむことができたことは、大きな財産となっています。

捻出した時間を利用し、JAの事務効率化に資する取り組みもスタート

Q
今はどんなお仕事を
されているのですか?

支店の融資を担当する部署に所属し、栃木県内の第一次産業に従事する事業者や生産者を金融・非金融面からサポートする役割を担っています。私が所属する営業第二班では、金庫プロパー融資・公庫受託融資にかかる事務や、住宅金融支援機構に関する債権回収業務、取引先の決算・自己査定等の経理業務を行っているほか、今年度から業務再編により、一部取引先のフロント業務も担当しています。

なかでも私は現在、金庫のプロパー融資にかかる事務を中心に担当しています。具体的には、フロント担当者と連携しながら、融資実行・償還にかかる必要書類の作成やチェック、稟議起案、契約書類等の管理などを行っています。

Q
とくに課題として掲げ、
取り組んでいることは
何ですか?

今は事務の一部を本店に集約化していくなど、目まぐるしく環境が変わってきています。ですので、支店としてももっと事務効率化の余地がないかつねに念頭におき、仕事に取り組んでいます。不要な作業は省きつつ、必要なチェック機能はこれまで通り働くよう最適なスリム化を図るため、事務に従事してきたノウハウを活かした目線での効率化を進めています。そうして捻出した時間を利用して、当庫内にとどまらず、JAの事務効率化に資する取り組みも始めました。

具体的には、公庫受託融資業務に関する留意点や事務フローを簡潔にまとめたものを作成し、「事務ニュース」としてJA宛に発行しています。JA内での勉強会や業務引継などに活用してもらうことにより、当庫に提出される書類の不備が減少し、結果的に双方にとっての効率化につながることを狙いとしています。

事務の面からアプローチしていくことで、これまでのノウハウをアウトプットするよい機会にもなり、経験を活かすことで活動の幅が広がっているのを実感しています。

Q
一連の仕事を通じて、
農林中央金庫の仕事の
魅力や特徴を、どんな点に
見出していますか?

「農林水産業をはぐくみ、豊かな食とくらしの未来をつくり、持続可能な地球環境に貢献していく」。これは当庫のパーパスですが、それを肌で感じることができるのは支店業務ならではだと思っています。本店の企画部署が描いた大きなイメージを、現場で「実践」していくのは私たち支店職員であり、第一次産業の第一線にいるJAや農業従事者とともに歩んでいけるのは、支店業務の醍醐味だと思います。

私自身、事務として採用されてはいますが、現在は先ほどご紹介した取り組みの一環としてJAなどの現場へ赴き行う業務も増えています。志望動機であった「第一次産業を支える」とまではいかないまでも、「その一端を担っている」という確かなやりがいを感じることができること、自分次第でその活動領域をいかようにも広げていけることは、当庫で働く大きな魅力だと考えています。

系統組織の人たちからも頼ってもらえる存在になることを目標に

Q
農林中央金庫の風土、
働く環境について、
どんな点に魅力を
感じていますか?

会社が職員に対して「優しい」ということですね。福利厚生の充実は、働く私たちのことを第一に考えてくれていることの現れだと思います。そのため、さまざまなライフイベントを経ても、働きやすい職場だと感じています。育休後に職場復帰し、時短勤務やテレワークを活用し活躍する職員をそばで見ているので、それは間違いありません。

また、各種休暇制度が整っており、プライベートを充実させることができるのも大きな魅力ですね。相互支援体制が構築されているので、休みやすい雰囲気があるのは素晴らしい環境だと思います。私自身、積極的に年休を取得するよう心掛け、月に一度以上は年休を取得し、好きなことをして過ごすようにしています。

仕事もプライベートもどちらも充実させることができる、ワークライフバランスを保ちながら長く働ける職場、これが当庫の魅力のひとつであると言えます。

Q
そうした風土、環境のなかで、
自身の将来像をどのように
描いていますか?

当庫内はもちろんのこと、JAをはじめとする系統組織の人たちからも頼ってもらえる存在になることが目標です。

今、農林中央金庫はこれまで以上に農業関係者、および社会的ニーズに応えるため、SDGsのサポートといった新たな業務に取り組んでおり、フロントの業務領域は拡大しているのですが、並行して事務の集約化を行っています。そのため、私たちバックには今まで以上に広範囲の知識・経験が求められていますし、限られた人員・業務時間のなかでやり繰りするため、既存業務の効率化も実現していく必要があり、なかなか大変なことだと感じています。

事務を疎かにして成り立つ業務はひとつとしてなく、フロント担当者の緻密な交渉があっても、事務面でのミスがすべてを水の泡としてしまうこともありえます。「正確にできて当然」「間違えるなんてありえない」と思われるかもしれませんが、当たり前のことを当たり前にすることは、簡単なことではありません。事務をきちんと行うことによりフロントが安心して営業活動に注力することができますし、ひいてはお客様である組合員や取引先に対して良質な金融サービスを提供することにもつながると思っています。

当たり前を提供することには確かな価値があると感じており、金融機関職員としてのプロ意識を胸に、今後もいっそう業務に励み、自分の活動領域を広げていきたいです。

PEOPLE & JOBS

PREV

INDEX

NEXT