日々の業務を通じて、
農林中央金庫の
競争力を高めていく。

職員紹介

PEOPLE JOBS

ビジネス
エキスパート職

職員紹介

PEOPLE JOBS

ビジネスエキスパート職

CORPORATE

稲葉 衣子

KINUKO INABA

総務部

2007年入庫/国際社会学部卒

PROFILE

入庫後、投融資企画部に配属され、シンジケートローンや社債を組成する業務に従事。2011年、秘書室に異動となり、役員2名の秘書業務を担う。2015年6月から産休・育休を取得。2017年4月に職場復帰し、同年7月より現部署。時短勤務だが明確なタイムリミットがあるなかで、スピード感を持って業務に臨む姿勢は、前部署での経験が生きている。平日はときどき、同期との外食ランチでリフレッシュ。

職員にとって「使いやすい規定」を提供する

Q
今はどんなお仕事を
されているのですか?

総務部で、農林中央金庫の内部統制を管理する班に所属しています。 業務内容は、権限や規定管理、規定改正の審査、総合文書の掲示、権限モニタリング、公印管理、登記申請など、多岐にわたります。

なかでも現在は、規定管理や規定改正の審査を中心に業務を進めています。規定というのは、わかりやすく言えば社内ルールのことですが、改正が適切に行われているか、正しい権限で改正されているか、農林中央金庫のルールに則った体裁になっているか、といった点を確認、審査しています。

Q
業務のポイントとなるのは、
どんなことでしょう?

規定というのは、守らなければならない社内ルールではあるのですが、大事なことは「使いやすい規定」を提供することだと考えています。

そこで、たとえば規定を改正するにあたって文書化する際も、簡潔で分かりやすい表現となっているか、単語の選択や言い回しについても、自分なりに細かく確認するようにしています。

Q
「使いやすい規定」
としなければならない
理由は何ですか?

コンプライアンス(法令遵守)やコーポレート・ガバナンス(企業統治)は、時代のキーワードです。 統制がとれた規律正しい組織であればあるほど、単に不正を排除するだけでなく、生産性を向上させ、時代や社会の変化にも即応できる強固にして柔軟な組織へと成長することができます。職員にとって「使いやすい規定」を提供することは、つまりは農林中央金庫の競争力を高めることにつながるのです。 これは私たちの部署の重要な使命であり、仕事の大きなやりがいでもあります。

秘書室の経験が、今の時短勤務にも生きている

Q
入庫して以来、
どのようなお仕事を
されてきたのですか?

私は一般事務などを担う地域職として入庫したのですが、最初に配属されたのが投融資企画部(当時)でした。 シンジケートローンや社債を組成する業務に携わっていたのですが、他行とも連絡を取り合いながら、自分の事務手続きによって数十億円もの大金を実際に動かしていく仕事に、金融機関で働くことの醍醐味を知りました。

在籍時に発生した東日本大震災の際には、各支店と連携しながら、デフォルト(債務不履行)によってお客様の社会的信用力が失われないよう、被災地のお客様先の安否をひたすら確認したこともありました。とにかく無事であって欲しいと。 金融機関というのは、いかに多くの人たちの生活に深く関わっているのかということを、再認識した出来事でした。

Q
その後、配属されたのは
どこの部署ですか?

秘書室です。役員2名を担当し、まさに分刻みのスケジュール管理を担いました。 役員は海外出張も多いのですが、ある日、担当役員が渡米するために成田空港で搭乗手続きを行っていた際、ESTA(電子渡航認証システム)の期限が切れていることが判明し、冷や汗をかいたことがありました(笑)。

幸い、出張に同行する部署の職員が、その場でネットにアクセスして手続きをしてくれたので事なきを得ました。本当にエピソードには事欠かない業務でしたが、役員のスケジュール管理を通じて、農林中央金庫のダイナミズムに触れることができました。スピード感を持って業務にあたる姿勢、マルチタスク能力、業務に多少のイレギュラーが発生しても動じない胆力、対応力のようなものが養われたように感じています。 ちなみに、この部署に在籍していたときに、産休・育休を取得しました。

Q
職場復帰に際し、
不安に感じたことは
何ですか?

果たして自分に、仕事と家事の両立ができるのか、ということです。ただ、休職期間中に感じた、社会とのつながりがないことの不安に比べれば、それは大した問題ではないと思えました。

それに復帰が、人事異動のタイミングと重なったこともあり、在籍していた秘書室に復帰してほどなく現部署に異動しました。そういう意味では心機一転で新たな業務に臨めましたし、今も時短勤務なのですが、その働き方は秘書室での経験が生きているように感じます。 それに何より、働く母に対する職場の理解の深さに救われています。

自然体でいられるから、仕事と家事も両立できる

Q
農林中央金庫の風土、
働く環境について、
どんな点に魅力を
感じていますか?

アットホームな雰囲気です。4,000人程度の職員数なので、大組織と比べれば職員間で顔見知りになるのは簡単です。 それに当庫の人たちはワーク・ライフ・バランスを上手に実現しており、誰かの仕事に負荷が掛かっていれば、それをチームでシェアする結束力、一体感があります。

何というか、人と人との距離が近く、いつも温もりを感じる職場です。 時短勤務も、急な保育園からの呼び出しに対応できるのも、こうした職場環境のおかけです。

Q
仕事と家事を両立しながら
働くための
秘訣は何でしょう?

自然体で仕事ができている、ということだと思います。 少なくとも農林中央金庫は私にとって、自分らしく働ける組織であり、そこに無理がないから、今も仕事と家事の両立ができていますし、10年以上にわたり働き続けることができたのだと思います。そしてこの事実は、これからもきっと変わらないと思います。

Q
最後に就職活動を進める
学生の皆さんに、メッセージを
お願いします。

仕事に自然体で臨むためには、就職活動も自然体で臨むことが大事だと考えています。 就職活動中は、さまざまな企業を見て回りましたが、その中でも農林中央金庫の人たちとは、その気さくな雰囲気に引っ張られるように、面接においても自然に会話をすることができ、それが今日へと続いています。皆さんも、自分らしく長く働き続けることを望むのであれば、自然体で就職活動に臨んでいただけたらと思います。

PEOPLE & JOBS

PREV

INDEX

NEXT