YU
日々の仕事の積み重ねが、
お客様との信頼につながる。
今野 優
本店業務部 出納手形班
2011年入庫 文学部卒
金融機関としての信頼を築く「最後の砦」
私が所属する本店業務部は、5つの班によって構成されています。融資案件の最終的な事務処理を行う「事務班」、お客様の窓口として、預金関係の手続きや債券償還や相続対応を行う「窓口事務班」、大口定期や普通預金などを扱い、お客様の口座を管理している「預金班」、振込などの対応を行う「為替班」、そして現金や手形などを扱う「出納手形班」です。私たちは営業部門のバックオフィスとして、法人や個人のお客様、そして系統組織とのさまざまな取引の最終的なオペレーションを行い、金融機関としての対応を完結させる役割を担っています。つまり、農林中央金庫とお客様をつなぎ、その信頼を築くための「最後の砦」なのです。
本店等の現金、手形や小切手、農林債の管理
私は「出納手形班」に所属し、主に次の3つの業務を担当しています。1つめは、本店などの現金管理です。本店や系統組織で必要な現金を日銀から調達し、系統組織の資金繰り、各部署からの現金受入・払出など、実際に現金を数えながら帳票とともに管理していきます。2つめは、手形や小切手の取り扱いです。券面に記載された支払期日や支払場所、裏書きなどを細部まで確認し、支払銀行に間違いなく届くよう発送手続きを進めます。そして3つめは、有価証券や通帳などの管理と農林債(財形債)の発注・償還の管理です。幾重にもセキュリティが施された地下金庫室で現物を保管し、必要に応じて金庫室から取り出す業務です。こうした日々の仕事の積み重ねが、お客様の信頼につながるという意識を忘れず、責任を持って業務に取組んでいます。
Q.「入庫して良かったな」と思うことは?
A. 素晴らしい仲間に恵まれたこと頼りがいがあり、お互いを高め、支え合える同期にめぐり会えたことは私の財産です。また、尊敬でき、丁寧に指導してくださる先輩、「私ももっと頑張ろう」という気持ちにさせてくれるしっかり者の後輩にも恵まれました。温かみのある職場で、素晴らしい仲間に囲まれながら仕事ができる環境に、入庫して良かったと素直に思います。
また、見晴らしのよい食堂で、多彩でおいしい食事を毎日いただけることは、元気の源となっています。
Q. 今後の抱負は?
A. 成長し、信頼される存在となりたい日々の業務では正確を期するために、各担当者と検印者による二重チェックを行っています。そして気付けば、私も最終チェッカーである検印者に。責任ある職務を任されているほか、職場においては後輩に指導する場面もでてきます。
プレッシャーもありますが、相手の立場を考え行動できる人、広い視野を持ち、より良い判断・選択ができる人になりたいと考えられるようになったのは、頼りになる上司や先輩のいる職場環境のおかげと感謝しています。金融機関の職員として、そしてひとりの女性として、もっと成長し信頼される存在となりたいです。
ONE DAY
1日のスケジュール
8:30
出社
8:30〜8:50
本日の準備
地下にある金庫室から使用する現金や日銀へ預け入れる現金を業務室へ持ち出す。
8:50〜12:30
手形のチェック、資金決済の確認
窓口に持ち込まれた手形の要件チェックや資金決済の確認。翌日、日銀に持込をする現金の準備や指示書の確認、検印を行う。
12:30〜13:25
昼食
二交代制でお昼休憩。見晴らしがよく、豊富なメニューが並ぶ食堂で、おいしい食事をいただきながらひと休み。
13:30〜14:30
手形のチェック、資金決済の確認
午前中に引き続き、手形の要件チェックや資金決済の確認、検印を行う。
14:30〜16:30
締め作業
一日の現金の動きと有高を確認。同様に手形や小切手に関しては、データ上の受付枚数と現物の枚数を確認。現物は全て金庫室に格納する。
16:30〜17:10
翌日の準備など
退社前に連絡事項を班のメンバーで共有し、業務終了。
17:30
帰宅
習い事や、同僚や友人とご飯に行くことも。
ちなみに休日は散歩や読書、料理をするなどでリフレッシュ。